みなさん、こんにちは。
パーソナルトレーナーの小林です。
学生の方や、お仕事をされている方で
【食後は眠くなってしまい集中できない】
といった経験はないですか?
実はダイエットと集中力は意外な密接関係にあります。
今回はいつもとは少し違った視点でお話していきます。
目次
食後の眠気の原因
眠気の原因は【糖質】の吸収のされ方によるものが大きいです。
食後の眠気の原因は以下3点だといわれています。
- 血糖値の乱高下による眠気
- 自然なリズムによる眠気
- 疲労からくる眠気
この中でも【血糖値の乱高下】による眠気に関しては【食事】を注意することで改善出来る可能性があります。
この【食事】がダイエットにも関係してくるのです。
糖質摂取と眠気の関係
食後の眠気を避けられないかと多くの人は考えたことがあるでしょう。
この原因は糖質を摂取することによる血糖値の乱高下が原因だといわれています。
食後に上昇しやすい血糖値の乱高下を避けるには食事内容、食べ方の工夫が必要です。
特に注意してほしい栄養素が【糖質】です。
通常、【糖質】を摂取すると血液中のブドウ糖の量が増え、血糖値が上昇します。
するとすい臓からインスリンというホルモンの一種が分泌され、上昇した血糖値を戻そうする動きをします。
その時に血液中のブドウ糖を筋肉や脂肪に取り込みます。
つまり食事から摂取するブドウ糖の量が多いと血糖値の上昇に反応してインスリンも大量に分泌されてしまうのです。
結果インスリンが分泌されすぎ、今度は血糖値が急低下し一時的にブドウ糖不足の状態に陥ってしまい、
脳の栄養が不足した状態に陥るので、頭がボーとしたり、眠くなる原因に繋がっていきます。
糖質制限と眠気
ここで疑問がわかないですか?
糖質を摂取しているのになぜ糖質が足りなくなるのかと。
理由は血糖値の性質にあります。
血糖値は食後急激に上昇した場合、それに比例するように急降下する性質があります。
つまり摂取するブドウ糖の量が適正であれば血糖値の上昇は緩やかになり、インスリンの分泌量も相応になる為、血糖値の下がりかたも併せて緩やかになります。
血糖値の流れが緩やかであればブドウ糖不足の状態にも陥りにくくなる為、結果眠気も誘発されにくくなります。
【糖質】を摂取することで眠くなるくらいなら食事をしない、という方もたまにいらっしゃいますが、【糖質】を摂取しないという考え方も間違ってます。
【糖質】とはご飯やパン、麺類などの炭水化物食品であり、炭水化物から食物繊維を抜いたものが【糖質】と呼ばれています。
【糖質】が補給されなければ、身体は低血糖状態に陥り、倦怠感やイライラ、集中力の欠如などの症状があらわれ、最終的には体調を崩してしまうのです。
食後の眠気を抑えるために注意する3つのこと
野菜、キノコ類、海藻等の食物繊維が多い食品を一番に食べる
食物繊維の多い食材を食べることにより、炭水化物に含まれる糖質の吸収を遅らせることができ、血糖値の上昇を抑えることが出来ます。
酢の物食品を取り入れる
酢の物食品にも糖質の吸収を緩やかにする効果があります。
低GI食品を意識して食べる
サツマイモ、玄米、全粒粉などの食材は白米、パン類、麺類などと比較した際に消化が緩やかに行われます。
消化が緩やかに行われることで血糖値も緩やかに上昇します。
血糖値の上昇が緩やかに行われることで眠気の原因である血糖値の乱高下を防ぐことができ、食後に眠気に襲われる心配もありません。
前回の記事で触れているの参考までに
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まとめ
上記で見ていただいた通り【糖質】の摂取は眠気を引き起こす原因になります。
具体的な食品で言えば白米や食パン、麺類などがあげられます。
当然白米や食パン、麺類は炭水化物ですし、いわゆる【高GI食品】のため食べ過ぎれば太ってしまいます。
逆に眠気に襲われないように【低GI食品】を選べば健康的な栄養素が豊富ですので太りにくくなります。
日中集中力が増し、さらにダイエットにもつながるといいことばかりです。
いつもの食事の一部を【低GI食品】に変えるだけで大きく生活の質が変わると思いますよ!
ぜひ試してみてください。
ではまた!!