パーソナルトレーナーの仕事をしていると、短期的に痩せたいというご要望を多くいただきます。
いままでは健康的に痩せる方法をご紹介しており、個人的にも中長期的なダイエットがいいと思ってます。
しかし中には様々な理由でとにかく痩せたいという人もいるかと思います。
例えば結婚式に合わせて痩せたい、露出量の増える夏前に痩せたいなどいろいろです。
痩せることは自体は意思があればそこまで難しいことではありません。
もちろん明日までに-10㎏、1か月で-20㎏などは無理です。
1か月-5㎏、2か月-10㎏などの目標であれば個人差はあれど実現可能な目標になります。
今回は具体的な体重を短期間で落とす方法、短期間で体重を落とすことの問題点についてお話していきます。
目次
体重が落ちるメカニズム
短期間で体重を落とす方法の前に体重が落ちるメカニズムについて知っておきましょう。
単純に摂取カロリーよりも消費カロリーの方が多ければ体重は落ちます。
当たり前のことですがこれが答えです。
- 摂取カロリーとは
普段の食事、飲んでいるものなど、体に何らかの栄養を与えること
- 消費カロリーとは
基礎代謝(寝ているだけでも消費されるカロリーのこと)や運動などにより消費されるカロリーのこと
短期間で痩せる為の具体的な食事方法
では痩せるにメカニズムは簡単にご理解いただけましたよね?
いよいよ実際に短期間で痩せる為の食事方法をご紹介していきます。
食材は炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルという五大栄養素から構成されてます。
通常この栄養素をいかにバランスよく摂取するかがとても重要になってきます。
しかし今回は短期間で痩せる方法の話になりますので、栄養素のなかでもまずは炭水化物の摂取を控えてください。
炭水化物を摂取しても体重は落ちますが、短期間で痩せよう考えると難しいです。
炭水化物抜きの食事例
食事例は炭水化物の代わりに脂質を多めに摂取するという食事内容になっています。
極論ですがこの食事を続ければ短期間で痩せられます。
しかしこのような食生活を続けることにより体への負担もあり次のような問題が出てきます。
短期間で痩せることの問題について
- 精神的な負担が大きいためストレスを感じやすくなる
- 体重が落ちなくなる
精神的な負担が大きいためストレスを感じやすくなる
いままで炭水化物を摂取していた人がいきなり摂取しなくなると、疲れを感じやすくなったり集中力が続かない、空腹感などで大きなストレスを多く感じてしまいます。
ストレスを感じるとせっかく始めたダイエットも続かなかったり、暴飲暴食につながりむしろ太ってしまうといった結果につながりかねません。
体重が落ちなくなる
炭水化物の摂取を控えるダイエットを長期でされている方は多いと思います。
しかしある程度体重が落ちてくるとそこからは体に変化が出なくなり体重も停滞してしまうといった経験をされている人は意外と多いのではないでしょうか?
体重が減っていれば、どんなにつらくても食事制限を頑張る原動力になり続けられる方もいると思いますが、減らなくなると心が折れやめてしまう方も多くいらっしゃいます。
- 炭水化物を長期で抜いていると体重が落ちなくなる理由
炭水化物は体のエネルギー源として非常に重要な役割を持っています。
筋肉や臓器などは常に活動し、基礎代謝と呼ばれる形でカロリーを消費してます。
基礎代謝をよくするうえで炭水化物というエネルギー源は欠かせません。
炭水化物を抜いてしまうことで筋肉や臓器へのエネルギーが送られなくなり、基礎代謝が下がってしまいます。
基礎代謝が下がってしまうと消費カロリーが減り、同じ摂取カロリーでも体重が減らなくなります。
短期間ダイエットをする人に大切にしてほしいこと
短期間で痩せるダイエットをされる方に大切にしてほしい2つのこと
- 目標を決めたら必ずやりきる、妥協しない
- 目標に到達してもそれで終わりじゃない
目標を決めたら必ずやりきる、妥協しない
短期間でダイエットをされる方は必ず決めた目標までやりきるようにしましょう。
短期間で痩せることは食事制限もきついですし、体重も毎日気にしてメンタル的にも負担になります。
それでも痩せた目標をかなえた時の満足感や他人からの評価などが変わり、きつかった分だけの見返りがしっかり帰ってきます。
せっかく思いっ来て始めたなら無駄にしないよう最後までやり切りましょう。
目標に到達しても終わりじゃない
きつい食事制限を乗り越えて、ダイエットに成功してそれで終わりではありません。
せっかく痩せたなら、今の体重や体系を維持しもうきついダイエットをしないように習慣化していかなければいけません。
私はなんどダイエットに成功した。でもまた食べて太ってしまったという方を何人も見てきました。
ダイエットに成功したことはすごいですが、何度もきついダイエットを行うことで筋肉量は落ち、自律神経も乱れ、ストレスも溜まりやすくなり、痩せにくくなってしまいます。
最後にはあきらめてしまう方もいると思います。
そうならない為にも太らない食習慣を考えていきましょう。
太らない、体系維持の為に必要な食事プランはこちらを参考にしてみてください。
まとめ
短期的なダイエットは決して悪いことではありません。
体重も落ち、見た目も変わりこれから食事、運動などの生活習慣を見直していこうと思ういい機会だと思います。
ただ短期的に目標を達成してしまい、満足してダイエット前の生活に戻ってしまうという方が非常に多いように感じます。
目標を達成して終わりではなく、目標達成をきっかけに自分の生活習慣を変えていく努力をしていきましょう。